MISSION
スモールデータを駆使して,ビッグデータでは得られない価値を創造する
安価に収集できるビッグデータを高速な計算機で処理して機械を学習させればヒトよりも賢い機械を創造できる…第3次人工知能ブームはそんなナイーブな思い込みを拠り所に,深層学習を中心に発展してきました.その一方で,ヒトの経験,少数のエキスパートのみが有する暗黙的な知識,発生自体が稀であったり収集が高コストなデータは,忘れ去られています.
我々は,あえてスモールなデータに着目し,ヒトの経験や暗黙的な知識も積極的に取り込む解析を行うことで,ビッグデータでは得られない新たな価値の創造を目指します.具体的には,スモールデータと専門家の有する知識やノウハウを融合させて,新たな国産医療AIや医療機器の開発,革新的な生産システムの実現につなげます.また,スモールデータを解析するための方法論や新規の機械学習アルゴリズム,数理モデル,そしてデータを通じた基礎医学・神経科学,革新的な生産システム開発への貢献を目指しています.
お知らせ
2025.6.12 | 伊達君(名大D2)がEMBC 2025の発表について,立松財団および村田学術振興・教育財団より国際会議参加助成に採択されました. |
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2025.6.10 | 鈴井先生(NCNP)が,小児神経学会の優秀演題賞と,昨年のAESの発表でOutstanding Internation Presentation Awardを受賞しました. |
2025.5.22 | 藤原教授,角谷特任教授(滋賀医科大学)らのレビー小体病早期検出AIシステムの研究が,橋渡し研究プログラム(シーズH)京都大学拠点に採択されました. |
2025.4.29 | 岐阜大学動物病院の平嶋助教らとのイヌのてんかん発作検知デバイスの論文がFrontiers in Veterinary Science(IF = 2.6, Top 8% Journal)に掲載されました. |
2025.4.23 | RRI補正アルゴリズム(PCT出願)について,特許査定されました. |
2025.4.7 | 浜崎先生(脳外科医・名大医学部D4),伊達くん(名大D2),谷口さん(名大M2)がEMBC 2025に採択されました. |
研究室
なお,本研究室は北海道大学と奈良先端科学技術大学院大学の2大学で活動しています.
研究テーマ

機械学習

数理モデル

自律神経活動

ソフトウェア医療機器(SaMD)

UI設計

生産システム最適化
アクセス
北海道大学電子科学研究所
郵便宛先
001-0020
札幌市北区北20条西10丁目
電子科学研究所生体データサイエンス研究分野
オフィス
電子科学研究所5F 106-2号室
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奈良先端科学技術大学院大学
郵便宛先
630-0101
奈良県生駒市高山町8916番地の5
奈良先端科学技術大学院大学メディルクス研究センター
オフィス
学際融合領域研究棟1号館5F
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(7番の建物)