MISSION
スモールデータを駆使して,ビッグデータでは得られない価値を創造する
安価に収集できるビッグデータを高速な計算機で処理して機械を学習させればヒトよりも賢い機械を創造できる…第3次人工知能ブームはそんなナイーブな思い込みを拠り所に,深層学習を中心に発展してきました.その一方で,ヒトの経験,少数のエキスパートのみが有する暗黙的な知識,発生自体が稀であったり収集が高コストなデータは,忘れ去られています.
我々は,あえてスモールなデータに着目し,ヒトの経験や暗黙的な知識も積極的に取り込む解析を行うことで,ビッグデータでは得られない新たな価値の創造を目指します.具体的には,スモールデータと専門家の有する知識やノウハウを融合させて,新たな国産医療AIや医療機器の開発,革新的な生産システムの実現につなげます.また,スモールデータを解析するための方法論や新規の機械学習アルゴリズム,数理モデル,そしてデータを通じた基礎医学・神経科学,革新的な生産システム開発への貢献を目指しています.
お知らせ
2025.10.1 | 北海道大学理学部B3の室内くんが,研究室に配属されました. |
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2025.9.19 | 藤原とNAIST久保先生とがエディタとして企画・編集した「特集号:生体信号処理の医療AIへの応用と課題」が,計測自動制御学会会誌「計測と制御」の9月号にて公開されています. |
2025.9.17 | RRI補正アルゴリズムに係る発明が,特許査定されました.なお,本特許はAMED「てんかん発作オンデマンド介入のための発作予測システムの開発」の成果です. |
2025.9.16 | NAISTメディルクスセンターに濱崎先生が研究員として着任されました. |
2025.9.16 | 藤原教授らのバッチプロセスにおける因果推論を用いた異常要因解析の論文が,Digital Chemical Engineering(IF = 4.1)にて公開されました. |
2025.9.8 | 伊達くん(名大・D2)がシンガポールで開催されたWorld Sleep 2025にて,Young Investigator Award を受賞しました. |
研究室
なお,本研究室は北海道大学と奈良先端科学技術大学院大学の2大学で活動しています.
研究テーマ

機械学習

数理モデル

自律神経活動

ソフトウェア医療機器(SaMD)

UI設計

生産システム最適化
アクセス
北海道大学電子科学研究所
郵便宛先
001-0020
札幌市北区北20条西10丁目
電子科学研究所生体データサイエンス研究分野
オフィス
電子科学研究所5F 106-2号室
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奈良先端科学技術大学院大学
郵便宛先
630-0101
奈良県生駒市高山町8916番地の5
奈良先端科学技術大学院大学メディルクス研究センター
オフィス
学際融合領域研究棟1号館5F
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(7番の建物)